アンサンブルとは心のアンサンブル



アンサンブルとは心のアンサンブル



先日は

月一回の大人の生徒さんの

アンサンブルのレッスンでした。



バッハのゴルトベルク変奏曲を

弾いていますが、



メロディに飾りのような

細かい音形が多く、



メロディ以外のパートの人は、

1人で弾けばそんなに

難しい音が並んでいるわけでは

ないのですが、



メロディに合わせるのが

いがいと難しい曲です。



2ndバイオリン(ビオラ)が

メロディにも下のパートにも

挟まれているので、

うまく動く必要があります。



アンサンブルの曲は、

パートがいくつかあるため、



楽譜を縦に読まないと

分からないことが沢山あります。



この音が聴こえたら

自分が動くとか、



ここはこのパートと一緒に

ハモるんだなとかを



分かって弾かないと

合わせられなくなります。



これが案外

経験値がものを言う作業です。



自分の弾く音を弾きつつ、

周り全体の動向も把握しながら

合わせていくので、



頭が聖徳太子のように

色んなことをキャッチ

していかないといけません。



先日は、そういう練習を

したかったので、



メロディパート以外の人は

自分の音をすごく小さく弾き、

「聴く」練習を沢山しました。



こうすると、

つい自分のことで一生懸命になって

周りが見えなくなるのを

防いでいけます。



まだ危ないところは

ありますが、



終わる頃には

聴き合いながら弾けるように

なってきました。



音楽をみんなですると、

メトロノームのように

毎回同じタイミングで拍がくるとは

限りません。



音楽には緩急、強弱の

揺らぎがあるので、



メロディの人も

他のパートを把握しながら

弾きやすいように考えて

弾く必要が出てきます。



ようするに

みんなが周りを感じながら

自分のやりたいことも

やっていけるように考え、

配慮するということです。



私の先生が

大切にしていたことでも

あります。



自分のためにも

みんなのためにも

良いことをしていく。



素晴らしい演奏家は

沢山いらっしゃいますが、



本当に素晴らしい方は

人間性が素晴らしい。



究極的に目指すところ

はここだなと思います。



今ある技術で

自分にできる最善を尽くし

表現していくこと。



実生活でも

目指していきたいものですね。