音階の練習の工夫





音階の練習、

面倒くさいなーとか

いやだなーと思う人も

多いのではないでしょうか?



なぜやるのか?



それは、

曲がその調の音階の音で

できているからです。



もう少し細かくいうと、

その調の音階のシステムを使って

曲が作られているので、



そのシステムを知りながら

弾けた方が曲を弾くときに

弾きやすくなります。



どんな曲でも弾けるようにと思うと、

どんな音階でも弾けた方が

断然曲は弾きやすくなります。



バイオリンやビオラの場合は、

音程を作る楽器なので、



音階を弾くことで

その調での音の取り方を

覚えることができます。



ピアノの場合は

音程が決まっているので、

弾く鍵盤を覚えるだけですが、



弦楽器の場合は、

少々小難しい知識もないと

きれいな音程にならないので

ただの音の階段を

弾けばよいということでも

ないのです。



重音になるとなおさらです。



ただ、

趣味で習っている生徒さんは

あまり難しいことまでは

手に負えないということもあり、



これを知っていた方が

音を間違えないよとか、



この音は高めに取ると

きれいに聞こえるよとか、



音程はこうやって

合わせるといいよとか、



弦楽器ならではのやり方は

お子さんでも練習用の楽譜に

必要なことは分かるように

こちらで書き込んでおいて

弾いてもらっています。



昨日新しく作ってみた

お子様用の「音階簡単版」の楽譜を

レッスンで使ってみましたが、



色んな用語を確認できたり

覚えたりしながら弾けるので

とても使いやすく

作って良かった!と思える

教材でした。



ゆっくりしか進めない子でも

ひと通りの知識をいれて

曲で使う音も練習できます。



今日は、

よく出てくるけど

はっきり覚えていない

「なんだっけ?」となる用語や

記号などの



楽典ハイライト版の

プリントを作ってみました。



A4表裏でひっくり返して

見れるようにし、



クリアファイルにいれて

子供の生徒さんに

配るつもりです。



いつも常備してもらい、

分からないものがでてきたら

調べる辞書の代わりのような

役目です。



ちょっとした工夫をすることで

やりやすくなるとか

わかりやすくなるとかあります。



かゆいところに手が届くような

アイデアを磨いてゆきたいと

思います。