効果的な練習を~ Cocoron

練習のポイントを見失わない

 

バイオリンの練習、ついつい、ただ通してしまう、具体的に何を練習したらいいか分からない、ということがあるのではないでしょうか?

 

生徒さんには、練習メニューという、練習の順番や練習の仕方を書いたプリントを差し上げています。

 

まずは、音程をとることから。楽譜を読むのが遅い、苦手、という生徒さんには、読むか歌うことを先にしてもらっています。リズムがにがてなら、手をたたいて拍子をとりながら歌うこともおすすめ。

 

そして、リズム。長さはあっていますか?

 

ここまでで、ひきにくいところ、苦手な部分があれば、そこだけ取り出して、まず3回練習。ダメなら5~10回。できないをなくしていきます。

 

苦手な部分を通過できるようになって、だいたい通せるようになってきたら、テンポを整えます。

速くなったりおそくなったりしていませんか?

 

ここからは音楽創り。曲の雰囲気や感じるものを音にのせて弾いていけるようにします。

 

音をだしているだけでは、まだ素敵な音楽にはなっていません。

 

どんな内容なんだろう、どんな気持ちで弾けばいいんだろう、ということや、基本的には自由ですが、作曲家や時代の特徴もあるので、それも加えていきます。

 

そうやって、自分なりにあれこれ工夫し、その人ならではの演奏になっていきます。

 

なんとなく弾いていても、なかなかしあがりません。

 

今何の練習しているのか、音程なのかリズムなのか、音楽の内容なのか、その辺を見失わないで練習できると、効果があがりますね。