音色をよく聴く
最近、よく生徒さん達に言っているのが、音程だけでなく、空中に響いていく音色も聴いて下さいね、ということです。
音程が合っていると、楽器がよく共鳴するので、残響がよく鳴っているのが聞こえます。
その響きを聴きながら、音色を判断して弾いていくのですが、これを聴けていないことが多いです。
弾くので一生懸命になっていて、そこまで意識がいかないことが原因なのですが、音程の良しあしも、楽器がよく響いているかを聴くことで分かりやすくなります。
音程が合っていないとあまり響かないので、音の広がりがあまり感じられません。
弦が4本張ってあるので、ひとつの音を出すと、他の弦も共鳴して音を豊かにしてくれます。
音程と音色(響き)、両方とも聴けることが、楽器がよくなってくれるための第一歩。
さらに、いいボーイングで、呼吸やイメージも調和させていくことで、気持ちのよい音が出ます。
ぜひ、意識して弾いてみてくださいね。