見てイメージしてから体を動かす




楽譜を見て弾く。



なんか当り前のことですが、

「見る」の先に

もうひと作業がはいると

頭にも体にも残りやすいのです。



それは


「イメージする」こと。



見たのをただ体に伝えても

弾けはします。



でも

イメージしながら弾いていくと

かなり印象に残ります。



暗譜にも役立ちますが、

イメージするのは

楽譜や音だけではありません。



指の場所だったり

楽譜そのもの、

またはページのどの辺りだとか。



さらに

自分の中の音楽からくる

映像的なイメージもあるし



空気感や感情的な

精神的な世界観。



そういうものが一緒になって

弾くという行為になります。



昨日のレッスンで

どうイメージするかを

時間をかけて話し合った方が

いらっしゃいますが、



私のやり方が

そのまますべての人にも

当てはまるとは

限りません。



イメージ力の強い人

苦手な人もいますし、



イメージの仕方がその人の

やりやすいものでないと

かえって難しくなると思います。



自分なりのイメージの仕方。



これを見つけていって

頂けたらと思います。



勉強の仕方も人それぞれ。



書いて覚える人。

何回も読んで覚える人。

ストーリー仕立てにして

覚えやすくする人。



やってみないと

どれが合うか分かりません。



ひたすら何回も弾くのも

大事かもしれませんが



どう自分の脳に

印象づけられるか。



ここを是非

開拓していってみてください。



最終的に頭の中で、

音符も体の動きも

音楽のイメージも見えて



一体化しているのが

理想です。



これは

初心者でもプロでも

変わりません。



自分に合う練習方法を

見つけるのも

大事な練習の一つです。