人生に大切なものは音楽にも大切なもの


どの世界でも

何かを極めてきている人に

備わっていく

共通する大切なことが

あります。



自分を鍛え磨く中で

必ず当たる壁でも

あります。



それは

人間性を高めないと

先には進めないこと。




人間性といっても

ぼんやりした言葉ですが、




簡単にいうと

自分のキャパシティ、

受容力を広げないと

やれることに限りが

あるということです。




ハイハイしかできない赤ちゃんに

走れと言ってもできません。




自分中心にしか物事を

考えられないのに

他人に思いやりを

持つようにと言っても

できません。




そこに至るまでの過程や

内面の成長やがあってこそ

ようやくたどりつきます。




音楽も演奏するにあたり

沢山の要素があります。




基本的なテクニック、

音を聴けること、

リズムがわかり表現できること、

ハーモニーが感じられること。




最低限これらは必要です。




でも、更に豊かな音楽を

奏でたいのなら、

これだけでは足りません。




思考、感情、感性、意識、

想像力、まとめる力、

精神性、その人の持つエネルギー。




色々なものが必要になり、

見えないけれど

感じられるエネルギーとして

表現されていきます。




その人の中にないものは

出ていかないのです。




ということは

どれだけ豊かに

自分の人間性があるか。




結局、なにをやるにしても

ココが大事になってきます。




だから、

楽器を沢山練習するのも

大切なのですが、




普段どう人生を生き、

日々やることに取り組み、

楽しみ、

考え思い、

というところも重要ですし、





いい取り組み方をすれば

楽器を弾くことを通して

自分の内面を高めていくことが

いくらでも可能です。




その人そのものが

音楽のエネルギーとなって

放たれていきます。




いいこともそうでないことも。





日々どう生きているか、

生きていくか。





結局人生で1番大切なものは

音楽にも1番大切なもの、

となります。





それが

自分を大切に生きる

ということにも

つながりますね。