音階は実は奥が深い



ここのところ、

いく種類かの音階の

練習用の楽譜を作っています。



音階は

ただの音の羅列にしか

見えませんが、



あれこれ説明を書いてみると

これがなかなか奥が深いのです。



ちゃんとシステムがあり、

それをわかってひくと

音程が取りやすい、

楽器が響く音程をとれる、

ということになります。



弦楽器は

弦が数本並んでいるので、

きれいに音程をとると

触っていない他の弦が

共鳴しやすくなります。



はっきりは聞こえないけれど

倍音や差音という

響きをゆたかにするサウンドが

影で鳴ってくれて、



弦楽器ならではの

耳に心地のよいサウンドに

なります。



子供の頃から

この弦楽器の響きが好きで、



弦楽アンサンブルなると

これが更に何倍にもなり、

感動したものです。



でも

感動できるサウンドを作るには

やはり音程のことを

少しでも知っておいたほうが

ハモりやすくなります。



その基礎の1つが 

音階なんですね。



音の取り方は

弦楽器ならではのルールが

いくつかありますが、



初級レベルなら、


★半音と全音の使いわけ

→これを間違えると変な音階ができます(。>﹏<。)


★シャープやフラットが

何の音についているか

分かってひく。

できれば、何調で何の音から始まって終わる音階か分かってひく。



これが中級、上級レベルになると、


★何調なのか調号を見て考えられる。


★開放弦と同じ音は同じ音程にすると楽器が響くので、開放弦と合わせながら練習。


★完全4度がで合わせられる音程は合わせて確認。


★シャープは明るめ、フラットは暗めに

音程をとると雰囲気がでる。


★長調の第3音は明るめ、短調の第3音は暗め。


★第7音=導音は高め


などなど、


読んだだけでは

意味の分からない(・o・)

やれるといいこともいくつか

あります。



重音にもなると

もっと大変・ω・



いきなりこんなの

できる人はいないので・・・



初級のうちから

分かりやすい部分は

できるだけ言葉と意味を

書き込んで

目に入るようにしています。



とくにお子さんは個人差が大きく、

忘れる子は本当に忘れる(^_-)



忘れても書いてあるから

確認ができる状態。



かなり忘れても

書いてあるから練習しやすい状態。



自分で意味を分かりながら

練習ができる状態。



を目指しています。





大人の方や経験者の方用には

詳しく音の取り方を

書いてある教材をと、



レベルにや理解度によって

使い分けできるように

工夫中です。



音階も一種類ではないので

大変は大変ですが、



うまくこちらの意図したように

使ってもらえて

いい練習ができていたら、



密かに心のなかで

ニンマリしています(^O^)/