レッスンをすると、
必ず、
これはもっと工夫できる、
または工夫が必要とか、
教材として
ちゃんと書いて
いつでも見たい人が
見られるようにしたほうが
いいとか、
こういう教材作れば、
皆さんで使えて便利だし、
効果やフィードバックが
分っていいだろうなとか、
様々な気づきが
自分の中に出てきます。
レッスン中に、
そういう気づいたことを
どんどんメモしていき、
後でデータにまとめて、
必要そうな方に
忘れないうちに
LINEで送って使って頂きます。
一つ一つは小さい事柄や
知識、技術、やり方ですが、
演奏の上達というのは、
これが10個しかない人と
100個、1000個ためてある人の違いです。
アマチュアとプロの違いだとも
思います。
簡単にいうと、
コツをどれだけ知っていて
できるようにしてあるか。
ここは
主に基礎練習の部分に
なります。
どうやって練習すれば
うまく移弦をできるのか、
どういう仕組みで
体を動かしたら
やりやすくなるのか、
どういう練習をすれば、
速い音符を止まらずに
早く弾けるようになるのか。
音色や音量は、
弓の使い方以外にも、
左指の圧力や立て具合、
指先の感じ方やビブラート、
楽器の向きや高さでも
変えられますが、
そういうことを知っていて
使える状態に
しているかどうか。
教材を調べたり
考えたりしていると、
キリがないほど
こういうネタは出てきて、
とても自分のためにも
なっています。
発表会が終わったので、
今後どうやっていきたいか、
大人の方にはお聞きしながら
決めていますが、
今日は、
ヴィターリのシャコンヌが
大好きなので、
さわりだけでもいいから
最高目標として掲げたい
という方がいらっしゃいました。
でも、
まだファーストポジションで、
ようやく
音程を自分で分かりながら
取れるようになってきた段階。
ここからシャコンヌまで
行くには、
こういう道筋が必要、
では短期目標として、
来年の発表会には
ザイツの協奏曲くらいに
ハードルを上げて挑戦する
つもりでやっていく、
というような
青写真を見せました。
ただの夢で
終わらせないためには、
短期目標大事です。
そして、
この短期目標があることで、
今何が足りないから
〇〇が必要という
見方ができます。
裾野を広げて
やれることを増やして
目指していきたいと
おっしゃっていたので、
基礎練習をやりやすいように
まとめたセットや、
それと他の教材を
組み合わせながら、
一緒に頑張ってみたいと
思っています。
指導する側の
モチベーションは、
こんな生徒さんの
心意気で上がります。
逆に
やる気が見えないなら、
どう啓蒙したら
その先の世界が見えてきて、
そこに入りたいと
思ってもらえるかが、
こちら側の創意工夫だと
思います。
地道ですが
効果は感じられています。
みんなでよくなっていけたら
楽しいです。